混濁した意識の中、またあの声が聞こえてくる。
『いらえ……』
僅かに瞼を震わせた後、俺の意識は一気に覚醒した。
辺りは暗いものの、決してなにも見えないわけでもない。どうやらあの、何者かに呼びかけられた夢の中ではないらしく、手を伸ばせばゴツゴツした感触に触れることができる。
「奇跡……だな」
上半身を起こしてそんなことを呟く。
頭の上に、これほど大きな瓦礫が崩れ落ちて助かる者などそうはいない。
自分の悪運の強さに苦笑しながら、どこか少しでも動かせないかと念入りに調べていく。もっとも、動かして崩れてきては洒落になっていないので、あくまで調べるだけに留めておく。
「くそ、やっぱだめか……」
頬にパラパラと砂が降りかかる。この小さな空間もいつ崩れるかわからない。袖から小刀を引き抜き、ほかに影響のなさそうな部分に刃を立ててみるが、やはり掘れるような代物でもない。
「こりゃ、絶体絶命だな」
仕方ないので、とりあえずこんなときの打開策をいくつか考案してみる。
策一、救助隊が助けに来る。
「むしろこんなところに人がいて、生きてるとは思わないよな」
策二、貴仁が助けに来る。
「さすがのあいつもそこまではありえない」
策三、突如、正義のヒーローが……
「やめた。すっげぇ虚しくなる」
だが、そこまで考えてようやく気がついた。携帯をポケットから取り出して、ボタンを高速でプッシュする。
「今の今まで気づけなかったことが、我ながら情けない」
とにかく、これで助けを呼べばなんとかなるかもしれない。問題は、助けが来るまでこの空間がもつかどうかだが。しかし、どれほど待ってもノイズすら聞こえない。普通に考えればあれほどの衝撃だ。壊れていても別段おかしくはない。
「しゃぁねぇ、やっぱ自力で脱出するか」
それがどれほど困難かはわからないが、このまま黙って潰されるほど自分は潔くはないつもりだ。
その場に壊れた携帯を放り投げると、自分の持ち物を改めて確認する。ひょっとしたら脱出に使えそうななにかがあるかもしれない。
「手元にあるのは小刀が五、手裏剣とクナイが共に六、ンで壊れた携帯と……こいつか」
それは、まだ小さかった頃、確か祖父の家だったかにあった古い蔵で見つけたクナイだった。
いまいちはっきりと覚えていないのはそのとき頭を打ったためだと聞いているが、どうせ小さい頃の話だと自分でも諦めている。
もっとも陽平はそのとき以前のことをほとんど覚えていないのだが、人よりも物覚えが悪かったのだろう程度に受け止めていた。
微かに覚えているのは、鎖と赤い組紐で縛られた木箱は、あまりに容易く開けることができ、その中身をこっそり持ち出してしまったということくらい。
「あのときは、親父たちにこっぴどく叱られたんだっけ?」
思い出のクナイを握り締め、小さく笑みをこぼす。
それは普通のクナイよりも幾分か大きく、殺しの道具であるにも関わらず柄尻は黄色い勾玉で装飾されている。
なにを隠そうこれを手にしたことが、忍者好きの発端であったのは語るまでもない。
当時、強く惹かれたのだろう。このクナイを自分にくれと泣きながら強請ったことは覚えている。
困り果てたように溜め息を漏らす雅夫の表情が、なんとなく今でも想像がついた。
結局、綺麗な着物を着た自分よりもいくつか年上の女の子が現れて、「それをあげて」と口添えをしてくれのがきっかけで、これを手放さずに済んだのだ。
「結局、あれ以来あの女の子には会ってないけど……」
覚えているのは長い黒髪を二つに分け、優しい笑みで自分を見ていたことくらい。おそらく祖父の親戚の子かなにかだとは思うが、祖父の葬式にはそんな子はいなかった。
「それにしても、思い出に浸れるなんて結構余裕あるな、俺」
だが、そのとき変化は起こった。
それは現実とは程遠い、なにか小説や漫画じみた光景だった。
手にした思い出のクナイがうっすらと発光を始め、柄尻の勾玉になにかの模様が浮かび上がる。
「これって……」
勾玉の模様は見方によっては、横を向いた獅子の顔にも見える。
「まさかコレが……そうなのか?」
夢の声、"けもののおう"の言う"じゅうおうしきふうがくない"。まさかそれが、自分の思い出のクナイだったとは思いもよらず、驚きを隠せぬまま目を見開く。
『ときはきた……』
聞こえてきたのは夢で聞いたあの声だった。
『いまこそわれらがあるじをまもりたたかうとき……』
「主? それに戦うって──うわっ!」
言葉の意味を問う間もなく、勾玉の光が輝きへと変わっていく。
光は、瞬く間に瓦礫の隙間の小さな空間に満ち溢れ、物理的な力となって瓦礫を吹き飛ばし、空へと続く柱となって雲の向こうへと消えていく。
唖然としてその光景を見守っていたのも束の間、足元の感触を確かめるようにゆっくりと立ち上がり……
「なんだよこれ……」
目の前に広がるその光景に、己が眼を疑った。
この場を含む市街地の一区画が燃え、それを消そうと走り回っていたはずの消防車が停車してあった車や電柱に激突している。そして、その運転席には、なにか赤いものが飛び散っていた。
込み上げる吐き気を堪え、思わずその場に膝をつく。
(なんだよ、なんなんだよこれは?)
『にげて』
「え?」
突然聞こえた声に振り返った瞬間、咄嗟の判断で大きく右へと跳ぶ。
つい数秒前まで自分のいた場所に刺さる黒光りする凶器に、おもわず喉の奥でゴクリと唾を飲んだ。
父の手裏剣ではない。それ以上に、自分の知ったものですらない。その見たこともないデザインの手裏剣に興味を持ち、思わず手を伸ばしたそのとき……
『だめ!』
また声がした。そして鼻にツンとくるような臭いと手裏剣の中心に見える違和感に気づいた瞬間、それは勢いよく爆発四散した。
背を向けて飛び出すのが少しでも遅れていたら、今の爆発は人一人の四肢など容易く木っ端微塵にしていたことだろう。
バラバラになった自分を想像するだけで、背中に走る悪寒に立ち上がれなくなりそうだった。
問題は、近づいた理由が"あの手裏剣が欲しかった"でなければ少しは救われたのだろうが。
「いったい……なんなんだよ」
だが、その問いに応える者はいない。
刹那、持ち前の勘の良さが自分に飛び掛るなにかに気づき、転がるようにその場から離れれば、不気味な黒装束……いや、忍装束に身を包んだ者の刃が突き立てられた。
突如投げられた手裏剣、爆発、そして今の刀。間違いなくこの相手は自分を殺そうとしている。
だが、死ねと言われて死ぬようなタマでもなく、無意識にクナイ引き抜いて構える。
(こういう場合、相手を傷つけても正当防衛が成立するんだよな?)
自身も心配だが、もし相手を殺すようなことになればと思うと、僅かに心が揺らぐ。
しかし、相手も迷いが晴れるのを待ってはくれない。こちらと同じように、しかし手には忍者刀を構え高々と跳躍した。
「た、高ぇっ!」
上からの刀を避け、すかさず袖から引き抜いた小刀を二本投げつけるが、刀で全て弾かれてしまう。
もし、本当の忍者がこの場にいれば、この相手と同じように高々と跳躍し、素早い身のこなしで攻防を繰り広げただろう。
ただ一度、たった一度の攻防で陽平は己の過信を後悔した。自分はあくまで忍者に憧れているだけで忍者ではない。本物の忍者からすれば、こちらの技など児戯に等しいのかもしれない。
そうしている間にも、相手は素早く身体を左右に振って疾走してくる。これではたとえ手裏剣や小刀を投げたところでかすりもしないだろう。
堪らず避けた肩口が切り裂かれ、鮮血が飛び散る。だが、かえってそれがこちらの闘志に火をつけた。
「っざけんなぁっ!」
己を傷つけられ、黙っているような男ではない。そして、敵わぬからと父に襲い掛かるのをやめたことなど一度もない。足りない分は気持ちが支える。追いつけぬ分は努力で補ってきた。
左袈裟斬りにおろされた刃を、右足を半歩退くことでかわし、同時に腰溜めに構えたクナイを右足の踏み込みと同時に喉へと突きつける。更に深く貫くため、左手を添え、釘打ちの要領で掌打を放つ。
確実に殺した。喉を貫かれて死なぬ生物はない。もっとも、相手が自分の常識の範疇にある場合だが。
不思議と手が震えている。無理もない、初めて人を殺めたのだから。だが、自分の掌を見た瞬間、倒れた死体を勢いよく振り返った。
「なんなんだよ。どうなってンだよ……」
赤に染まっていてもおかしくないはずの掌には返り血どころか汚れすらなく、死体は目の前で煙のように消えていく。まるで全てが夢であったと言うかのように辺りは静寂に包まれた。だが……
「じ、冗談キツイぜ……」
先ほど殺めた者と同じ容姿をした者たちが、こちらを取り囲むように次々と姿を現す。
思わずどこまで増えるのだとツッコミたくなるが、それは三十名ほどで収まった。
その全てが明らかな殺意を向けているのがわかる。
「やばい。武器もそんなに残ってないってのに。そもそも、この数は反則だろ」
すがるように思い出のクナイを引き抜き、周囲を警戒する。
(一斉に飛び掛られたらまず終わりだ。どこか弱い部分をみつけて逃げに徹しないと……)
『だいじょうぶ』
またさっきの声が聞こえた。だが、その声の主は明らかに"けもののおう"とは違う。それに、この声は直接頭に響いているわけではなく、明らかに聴覚的なものだ。
『それが、まもってくれる』
「ま、守るっていったって……」
そうこうしている間にも、忍者たちの黒い壁はこちらを押しつぶそうとにじり寄ってくる。
『えいいちゃくそう』
「は?」
その瞬間、忍者たちが一斉に動き出した。地を駆ける者、飛び上がる者の同時攻撃。回避不可能な攻撃に、俺は迷うことなくそれを口にした。
「影衣着装【えいいちゃくそう】っ!」
それは瞬きの間の出来事であった。その言葉にクナイ柄尻の勾玉が光り輝き、足元の影を照らし出す。浮かび上がる影は身体を包み込み、忍び装束に良く似た着衣を与える。
後は電光石火のごとき快進撃であった。煙球で身を隠して忍者たちの視界を奪うと、忍者たちの間を風のように駆け抜けながら次々と切り伏せる。
一瞬で十名近い忍者を倒していながら、我が目を疑っていた。正直、今の自分には到底不可能な動きを易々とこなせてしまった。
「すげぇ……」
『しゃどうふうが』
「それが名前か? ちくしょう! 説明くらいゆっくり聞かせろよ!」
更に襲い掛かる忍者を、左手首の裏から抜き出した小刀で撃ち落し、撃ちもらした者をクナイで切り伏せる。
運動能力の向上もさながら、この姿だと装備した武器の数も半端なものではないらしい。見た目は見知った忍び装束と変わらないようだが、たいした技術だと感心する。
(しかし、守るとはちと違う気がする)
内心、そんなツッコミを入れながらもシャドウフウガになった陽平は、謎の忍者たちを蹴散らしていく。こんな状況だというのに、不思議と気持ちは高揚していた。
周囲に動くものの気配はない。息を殺している者もどうやら立ち去ったようだ。あらかた片付いたことを確認すると、くるくると手で弄んだ後、クナイを後ろ腰に納めた。
「しっかし、なにかとんでもないことに巻き込まれた気がしてならねぇンだが?」
一応、謎の声の主に話しかけたつもりだったが、返答どころか反応もない。首を傾げてもう一度クナイを引き抜くと……
『にげて』
聞こえた。しかし唐突に逃げろとはどういうことだろうか。シャドウフウガになったことで感覚が鋭敏化された知覚範囲にもそれらしい脅威は感じない。
しかし、それは視覚的脅威となって両の目に飛び込んできた。
巨大な手裏剣を背負った身の丈十メートルはありそうな忍者ロボットが崩れかけの建造物を押しのけるようにこちらを覗き込んでいるように見えるが……
『にげない?』
「いや、逃げるからッ!」
だが走り出すより早く、行く手を遮るように特大の手裏剣が突き刺さる。
どうやらあちらさんは、あくまで逃がすつもりはないらしい。
「ちくしょう! 戦うにしたって、サイズが違いすぎるだろ!」
半ば自棄になりながらクナイを投げつけるが、全て硬い装甲に阻まれる。
『おおきいの?』
「むちゃくちゃでけぇよ!」
踏み潰そうと迫る足から逃げながら、火薬球や手裏剣を駆使して応戦する。だが、いかんせんサイズの差が違いすぎ、まるで効果がない。
『しのびきょへいは?』
「だから、何にもわからねぇって!」
謎の声に叫んだ瞬間、忍者ロボットの引き抜いた巨大手裏剣が、地面や瓦礫もろとも俺の身体を宙へと巻き上げる。
『じゅうおうは?』
「……え?」
じゅうおう。獣王。獣の王。それは、ずっと陽平に語りかけていた者の名だ。
(ってことは、俺の夢だったり幻聴だったわけじゃないってことか)
舞い上げられる車や瓦礫を飛び移りながら見事な着地を決め、改めて声の主に問いかける。
「どうすればいい? どうすればそいつを呼べるんだ!」
叫びにも似た問いかけに、声ははっきり、そして今までにないほど力強く言の葉を紡ぐ。
『ふうがりゅうしのびきょへいのじゅつ』
心の中で反復してひとつ頷くと、迷うことなくあのクナイを大地に突き立てた。
右手で素早く印を組み、振り下ろした左手でクナイを指す。
「風雅流忍巨兵之術っ!」
柄尻の勾玉が強い輝きを放ち、同時に大地が大きく揺れる。
それに幻聴か、獅子の咆哮が聞こえたような気がした。
ありえない。ここは日本だ。野生のライオンが生息しているわけもなく、時非市に動物園が存在していない以上、そんなものが聞こえるはずがない。
だが次の瞬間、それは確かな形となって目の前に現れた。
「こ、こいつは……?」
見上げる視線の先には、忍者ロボット級の大きさを誇る白いライオンメカが鋭く喉を鳴らせている。
『じゅうおう……』
クナイから聞こえる声に、白いライオンメカ──獣王がこちらへと視線を動かす。
「我が称号は獣王、名はクロス。ワタシの忍者よ、キミの名を教えてはもらえないだろうか?」
「よ、ようへ……い」
あまりの驚きに、思わず声が上ずってしまう。だが、そんなクロスの背後に忍者ロボットの姿が見えた瞬間、地面に突き立てていたクナイを引き抜き、その切っ先を忍者ロボットへと向ける。
「後ろだ! あいつをぶっ倒せ、獣王クロスっ!」
「心得た!」
身を低くして忍者ロボットの手裏剣をかわし、その反動で徐に体当たりを食らわせれば、踏ん張ることも敵わず忍者ロボットはそのまま仰向けに倒れこんだ。
「変化っ!」
跳び上がるクロスの前足は両腕に、後足は両脚になる。
獅子の頭が上顎と下顎に分かれて人型の頭部が現れ、上顎は背を、下顎は胸を覆うパーツになる。
獅子から人型へと変形したクロスが口元を右手で覆うと、白いマスクが鼻と口を隠す。
「獣王忍者クロス、参るッ!」
後ろ腰に右手を回せば腰パーツから忍者刀の柄が飛び出す。逆手で握り、引き抜くと同時に起き上がったばかりの忍者ロボットを切りつける。振り上げられた両手が切断され、ふらふらと後ずさる忍者ロボットに、左手首の内側からクナイ状のエネルギー弾を頭部めがけて投げつける。
「すげぇ、圧倒的じゃねぇか……」
「ショットクナイ。我が投擲から逃れられると思うな」
忍者ロボットが倒れた勢いで舞い上がる砂埃に顔をしかめながら、自分を振り返るクロスを驚愕の目で見上げていた。
刹那、クロスの背にした建物に、クロスとは別の影が映りこむ。が……
「……見抜けぬワタシと思ったか」
逆手にした忍者刀は、背後の建物と共にもう1体の忍者ロボットを串刺しにする。
「もう一体……」
クロスの言葉に急いで周囲を見渡す。先ほどの影は──あった!
「クロス、あのマンションだ!」
「そこかッ!」
背に翼のように見える二本の巨大クナイを引き抜き、柄尻を繋ぎ合わせる。両の先をスライドさせればクナイは巨大な十字手裏剣へと変形する。
「受けるがいい! クロススラッシャーッ!」
ブーメランを投げるように放つクロススラッシャーがマンションを両断する寸前、忍者ロボットが影から飛び出した。
「逃がさんッ!」
追撃して跳び上がるクロスが、二発のショットクナイで忍者ロボットの両足を止める。
「変化っ!」
着地と同時に獅子へ変形し、そのまま一気に加速していく。
咆哮に呼応するように前脚の爪が真っ赤に染まってく。影衣をまとった陽平には、それが走ると同時に地面の気を吸収しているのだとすぐに理解することができた。
「我が秘術を受けよ! 獣王風牙【じゅうおうふうが】、ビーストマスタークローッ!!」
跳び上がり振り下ろした爪が忍者ロボットを、まるでバターに熱したナイフをいれるかのように易々と真っ二つに両断する。
くるりと反転して、前足の爪でアスファルトを穿ちながらなんとか停止すると、爆発四散する忍者ロボットに向かって、白い獅子が大きな咆哮を上げた。
「これが……獣王の……クロスの力」
目の前で起こった出来事だというのに、どうにも現実味が欠けている気がした。
しかし、何度も繰り返される勝利の咆哮に、俺は自然とクロスに拳を突き上げていた。
「……ゆうしゃ?」
突然の声に振り返れば、黒く長い、艶やかな髪を二つに分けて、緑の着物に身を包んだ年の頃十二、三歳の少女が立っていた。
こちらが応えぬ代わりに、少女がもう一度同じ言葉を繰り返す。
「……ゆうしゃ?」
「ゆう……しゃ?」
爆発の炎が夕焼けに赤く染まる街を更に赤へと染めていく。そんな赤を背に立つ少女は、どこか儚く、そして綺麗に見えた。
「きみは?」
こちらの問いかけに、少女の小さな唇がゆっくりとその名を紡ぐ。
「ひすい」
少女の胸で照らされ輝く翡翠色の勾玉が小さく揺れる。
そんな現実からかけ離れた光景が、俺の感覚に確かな信号を送り続けていた。これから起こることは、すべて現実で、そして……
「あなたが、ゆうしゃにんじゃ」
そして、この少女に関わることなのだと。
ゆっくりと、だが確かに二つの星は交じり合い、今ここに勇者忍伝の幕が上がる。
それは、突如舞い降りた一人の少女と、忍者に憧れた一人の少年の物語。
<次回予告>
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