「天刃!」
「「起風招雷っ!」」
 孔雀と瑪瑙、そして光海の巫力がクロスホーンハルバートに集中することで、何物をも貫き通す無敵の矛が生み出される。
 それは、竜王の必殺技、風遁煌陣ヴァルファングインフィニットの破壊力をも上回る、現存する忍巨兵中最強の必殺技。
 捕まれば致命傷を免れない破壊力の触手攻撃を、何度も巧みに避けながら、空を駆け降りていく人馬の忍巨兵、角王戦馬トライホーンフウガは、右手に振りかぶったハルバートを天を突くほどに巨大な柱目掛けて突き出した。
 幾重にも立ち塞がる触手の壁を易々と貫き、ハルバートの切っ先は吸い込まれるようにして敵の本体である柱に刃を突き立てる。
「重奏奥義ッ! 天雷ッ旋風ぅ突ッ!!」
 悲鳴にも似た声を振り絞り、残された気力を掻き集めた必殺技を放つ。
 角王の刃と柱の間で激しいスパークが生じ、これ以上1ミリも押す事の適わない拮抗状態が生まれる。
 いや、拮抗とは互いの力が"同じ"でなければならない。
 強力な反発力に阻まれた刃は、力の反発力に耐え切れずに震え出す。
 強大な力同士のぶつかり合い。そこから生じる反動を支えるには、少女の腕は些か細すぎた。
「ぅあぁっ!」
 角王の手から撥ね飛ばされた武器が、車輪のように回転しながらビル群を薙払い、その力を支えていた少女の掌が鮮血に染まる。
「日向さんっ!」
 光海が指示を出すより早く、日向は角王の武器を大小二つの扇に交換させると、反発力によって押し返される必殺技の威力を紙一重のところで受け流す。
「天城さんっ!」
「戦舞……"風花"【フウカ】!」
 角王の周囲を取り囲むように襲いかかる触手を、自らを中心に水平に広がる風の刃で切断する。
「邪滅の矢っ!」
 瞬時に武器を弓に持ち替え、光海は自らの内に秘められた力を解き放つ。
 至近距離からの射撃は、着弾までの時間も一瞬。
 ドンッ、という音と同時に、広がる破邪の光に、光海は咄嗟に角王を安全な距離まで離脱させる。
「孔雀ちゃん、大丈夫?」
 自分で掌の治療を続ける孔雀は、涙目で光海に頷くものの、体力、巫力共に限界か、表情に疲労の色が広がっている。
 だが、それは決して孔雀だけではない。瑪瑙も日向も、光海当人も既に限界を感じていた。
 双王ラグナフウガと柊、楓は、少しでも体力を回復させようと、今は戦線を一時的に離れている。
 海王レイガと光洋もまた、双王と同様に一時的に撤退を図ったために、辺りに姿は見当たらない。
 戦闘開始からすでに四時間が経つ。にも関わらず、敵にはダメージらしいダメージを与えることもできず、こちらは疲労とダメージが溜まる一方的な戦況となっている。
 このままでは勝てない。誰もがそれを感じながらも、幾度となく喉まで上ってくる諦めの言葉を飲み込んでいく。
 とにかく、今は時間を稼ぐことしかできなくても構わない。
 幸い、待つのは好きではないけれど、割と得意な方ではある。
 大きく深呼吸すると、光海は再び角王を忍邪兵へと向ける。
「光海さん」
 気遣ってくれる日向の言葉に頭を振り、平気だとばかりに笑みを浮かべる。
 確かに、本音を言うとすぐにでも倒れ込んでしまいたいのだが、今自分が退けば、待つ場所や、時間すら失ってしまうかもしれないのだ。
「大丈夫。私はヨーヘーが来るまで倒れたりしないから」
 現存する戦力を鑑みれば、たとえ陽平と竜王ヴァルフウガが帰ったところで戦況は覆らない。それは誰もがわかっているし、光海自身も理解しているつもりだ。あれだけ力の差を見せつけられて、わからない方がどうかしている。
 それなのにどうしてだろう。陽平が帰ってくれば、絶対に勝てるという気がしているのは。
「やっぱり、愛の力……かな」
 誰にでもなくそんなことを呟いた光海は、自分の言葉に赤面しながら取り繕うように忍邪兵を振り返る。
 ずっと戦っていて、光洋の言葉にようやく確信が持てた。
 確かにあれは、柱などではない。
 襲いかかる触手は人の指。柱と思っていた本体は人の腕。
 腕は地面に生えているのではなく、地面を掴んでいる。その際、大地に食い込んだ指が幾重にも分裂して、再び地上に顔を見せている。
 これがこの忍邪兵の全容だ。
 そして、一番厄介なのは触手ではなく、腕本体ならばどこにでも現れる大きな瞳。
 あの瞳から放たれる光線は、拡散と集束に撃ち分けられ……
「光海さんっ!」
 日向の声に、光海は咄嗟に手綱を引く。
 角王の離脱した場所が、一瞬で蒸発するこの破壊力。
 振り返った光海は、油断なく忍邪兵の瞳を見据えると、手綱を繰って角王を正面から対峙させる。
 これ以上、あの光線を撃たせるわけにはいかない。
 静かに深呼吸する光海に、再び集中力が戻ってくる。
「日向さんは手綱をお願いします」
「光海さん……」
「私があれを食い止めます!」







勇者忍伝クロスフウガ

巻之弐参:「そして、獣王から獣帝へ」







 何度となく繰り返される地響きに、閉じていた意識を開いていく。
 目を開けて、すぐに見えたのは既に見慣れた妹の顔だった。
「オハヨ、楓。オイラどのくらい眠ってた?」
「30分くらい……かな」
 戦場から少し離れた山中に身を隠していた風魔の兄妹は、互いに自分の体調を確かめるように、拳を握る、開く、を繰り返す。
 壁に預けていた背を離して胡坐をかくと、柊は目を細めて遠目に見える明滅を観察する。
 どうやら未だに戦闘は続いているらしい。自分たちが休んでいる間、角王の四人は退くことなく戦線を維持してくれたようだ。
 十分でないにせよ、自分の中の巫力が回復していることを確認した二人は、忍器に意識を集中させて忍巨兵を召喚すると、その身に再び忍び装束をまとう。
「柊、いつまでこうしてやがるつもりだ! あっちじゃ角王が死に物狂いだってのに……」
 現れると同時にわめき立てる牙王に、鳳王はやめろとばかりに肩を掴む。
「それで、傷ついた私たちがノコノコ出て行って、目の前で殺されでもしたらどうなると思います?」
「おそらく角王は動揺を誘われて、本来の力の半分も出せずに終わる……だろうね」
 続く闇王の言葉に、牙王は「でもよ……」と言葉を濁した。
 牙王の意見も、鳳王や闇王の意見も、わからなくはない。わからなくはないからこそ、できるだけ短い時間で回復できるよう戦線を離れて仮眠まで取ったのだから。
 全快というには程遠いが、少なくとも技を撃つだけで息が上がるようなことはないだろう。
 やや不安の面持ちで視線を向ける楓に、柊は目を閉じると、小さく頭を振った。
 口にしなくても、考えていることくらいわかっている。
 あの巨腕の忍邪兵の防御を、如何に突破してダメージを入れればいいのか。
 あの忍邪兵の本体である腕には、ただの一度として、こちらの攻撃は届いていない。
 バリケードになっている触手は容易く潜れるし、先に戦った双武将の触手の方が、刃が付いていた分、対処に苦労した。しかし、あの本体は強固なバリアに守られている上に、それを貫くにはこちらの必殺技レベルの攻撃でなければならない。
 よしんば抜けたとしても、バリアが砕けた穴には瞳が待ち伏せており、間髪入れずにあの集束ビームが放たれる。
 そして、それを避けている間にバリアは復元するという、厄介極まりない相手だ。
 しかも、技の威力によっては、バリアの反発力によって、威力そのものを跳ね返されてしまうこともある。
 先ほど忍巨兵一を誇る角王戦馬の必殺技が返されたのは、巫女たちの力が限界を迎えているからにほかならない。
 なんとかあれにダメージを与える方法を探さない限り、柊たちが戻ったところで結果に差異は生じない。
 いや、正解には理屈としてだけならば、その方法はわかっているのだ。
(初手でバリアを抜いて……)
(相手が砲撃するより早く、二度目の攻撃を入れればいい)
 視線だけで互いの考えを確認すると、二人は分からない程度に小さく溜め息をついた。
 実際に今の作戦を行うことはできない。そうわかっているからこそ、手詰まりなのだから。
 二度目の攻撃をする際、あのビームに真正面から飛び込まなければならないのだが、忍巨兵の防御力を考えると、直撃を受ければ即戦闘不能になってしまう可能性が非常に高い。
 つまり、相手の砲撃よりも早い一撃を入れねばならないが、そんな速度は獣王の霞斬りであっても出し得ない。
 事実上、あれを攻略するのは不可能なのだ。
 それに……
(アニキが欠けてるオイラたちは、相棒との連携しか取れてない)
 双王の中で、角王の中でのみの連携しか取れていない状態で、今の作戦を行うなど無理の一言。
 陽平がいたならば、誰もが陽平をフォローするようにまとまっていたが、その中核が抜け落ちた彼らに、チームワークが重要視される作戦は不可能だ。
「楓、ドリルでビームにぶつかる勇気ある?」
 突拍子もない発言に、楓は白い目を向けてきた。
「柊、気でも違いましたか?」
「いんや、いたって大真面目。スパイラルホーンでビームを退けられれば、そのまま直接ダメージを与えられないかな、って」
 悪い案ではない。しかし、楓は首を横に振った。
「勇気と無謀は違います。それに、よしんばビームを退けてダメージを与えられたところで、威力を削がれた技で付けられる傷などたかが知れています」
 やっぱりだめかと肩を落とす柊に、楓は当たり前だと溜め息をついた。
「おい柊、いつまでこうしてやがるつもりだ! お前が嫌だってなら、オレが一人ででも……」
「青【セイ】。策もなしに突っ込むつもりですか」
「その策を考えてる時間が勿体ねぇってンだよ!」
 友情を守る牙の異名を持つだけあって、人一倍仲間想いな牙王は、既に我慢の限界のようだ。
 反対に、鳳王は冷静に周囲の状況を把握しているらしく、勝ち目のない戦いに赴くことを良しとしない。
 闇王にいたっては一人蚊帳の外で、なにやら一人で考え込んでいる様子。
「ときに柊」
 楓に話を振られ、柊が悩むポーズのまま振り返る。
「あの忍邪兵、知恵があると思いますか?」
 普通に考えて、腕に脳がない以上、知恵があるとは思えない。もっとも、普通じゃない相手故に、そんな常識が通じない可能性だってあるが。
 少し考え込み、忍邪兵の動きを思い出してみるが、知恵のある動きとはかけ離れている気がする。
「どっちかっていうと、本能とか命令で動いてたような気がする」
 目で見て攻撃や、罠を仕掛けると言うよりも、動くものに対して攻撃を加えたり、攻撃に対して防御するといった機械的な動作ばかりだった。
「ひょっとすると、突破口はあるかもしれません」
 ある。ではなく、あるかもしれない。それが今の状況にどれほどの救いになるかはわからないが、少なくともないと断言されるよりはマシだろう。
「手堅い楓にしては、えらくギャンブル性の高い手札だね。まぁ、オイラはそーゆーの嫌いじゃないケド」
「柊。戻りましょう」
 返事も待たずに歩き出す楓に、柊は溜め息とも、深呼吸ともつかない息を吐く。
 確かに、今の状況を覆すエースは手元にない。やはり、手札にジョーカーが迷い込んで来るのを待つしかないのかもしれない。
(できればゲームが終わる前に、来てくれりゃいいんだけどね)
 自分でも、何を待っているかなんてわからない。しかし、きっとなんとかなる。そんな確信めいた予感はしているのだ。
「あとは、オイラたちがイジワルな神様の予想に反して、頑張るっきゃないね」
 毛皮のような飾り布が、山を吹き抜けていく風に、ふわりとなびく。
 一分でも、一秒でもいい。彼が、戻るまでの時間を稼いでみせる。






 同時刻。風魔兄妹と同じように一時的に撤退していた海王レイガと蓬莱光洋は、忍巨兵と巫力のより早い回復を求めて東京湾に潜伏していた。
 状況に大きな進退は見られず、角王戦馬の力を持ってしても太刀打ちできないことはわかった。
 だが、退くということを知らぬのか、未だ戦場にとどまる角王の姿に、光洋は苛立ちを露わに手近な小石を蹴飛ばした。
「退くこともまた戦術だというのに、なぜあれは倒すということにああもこだわる!」
 本当ならば、引きずってでも退かせるべきだった。だが、傷ついた海王ではそれさえも適わず、光洋は角王に言われるがままに一時的に撤退するほかなかった。
 とにかく、今は勝機を待とうという光海の言葉。あれには恐れも迷いもない、澱みない感情が込められていた。
 またなのか。またあの小僧が邪魔をするのか。そんな思いが光洋の怒りを確実に大きなものへと変えていく。
 仲間たちがこれだけ苦戦を強いられているにも関わらず、竜王が現れる気配さえ見せようとしないのは、何かしら事情があるのだろう。しかし、だとしたら余計に気に食わない。
 光海を戦いに巻き込んだ以上、腕の一本や二本を失おうとも、守り抜くことこそがあの小僧の義務というものではないか。
 本当ならばすぐにでも向かいたいが、残念ながらあれだけやられて力の差がわからないほど、馬鹿ではないつもりだ。
 何か策を講じなければ。このままでは水鉄砲で戦車に立ち向かうようなもの。おめおめと恥を晒すだけのために戻るわけにはいかない。
 だが、不意に背後に現れた気配に、光洋は弾かれたように振り返る。
「お前は……」
 銀の仮面が左半面を覆うこの男を、光洋はよく覚えている。
 自分に忍巨兵という力を与え、その後ぷつりと消息を絶っていた人物。確か名前は……
「釧……だったな」
 光洋の問いに答えず、釧はただじっと巨腕の忍邪兵を見据えている。
 この男の思考を読み取るのは難しい。だが、釧が力ある戦士だということは知っている。少なくとも、最強などと軽々しく名乗っていた獣王の小僧よりも遥かに強い。
 ならば、これを利用しない手はない。
「お前はアレと、戦わんのか」
 巨腕の忍邪兵を指し、釧に再び問い掛ける。
「お前ほどの戦士でも、躊躇うこともあるようだな」
 どうやら完全に無視されているらしい。こちらの話に耳を貸すこともなく、ただ無言で忍邪兵を見据えている。
「あれは普通の相手とは違う。忍巨兵でもあれを倒すことは適わないだろう」
 率直な意見を述べ、光洋もまた忍邪兵を振り返る。
 今し方戦線に復帰した双王と、ずっと戦い続けている角王戦馬の攻撃をも物ともせず、巨腕はただ機械的に二体の忍巨兵を屠っていく。
 一見したところ、あの二体の忍巨兵は以前見た獣王よりも強い。だが、いかんせん相手が強すぎたことと、体力の限界が完全に勝機を奪っている。そしてなにより、連携がまるでなっていない。
「お前の黒い忍巨兵なら、あれを倒せるのか」
 何気ない光洋の言葉に、釧はようやく視線を動かした。
 なんだ、いたのか。とでも言いたそうな視線が光洋に突き刺さる。
 しかし、それで気圧される光洋でもなし。腕を組み、水面下に見えている海王を指して、頭を振った。
「あれでは歯が立たん。もっと強力な忍巨兵はないのか?」
「よくよく業の深い男だ。忍巨兵の力さえキサマには過ぎた代物だとまだ気づかんと見える」
 吐き捨てるような釧の言葉に、光洋は不機嫌を露に目を細める。
「兵器は所詮道具。性能以上の力など、出るものかよ」
「忍巨兵をキサマの器で推し量れるものか。程度を知れ……」
「お前なら、忍巨兵であれを倒せると……そう言いたいのか」
 くだらない議論で熱くなるつもりはない。光洋の目的は、釧をあの巨腕にぶつけること。
 少なくとも、釧をぶつけることで、倒せないまでも巨腕を消耗させることは可能なはずだ。
 それでだめならば、また別の手を考える。とにかく現状でできることは物量戦に持ち込む以外にない。
「答えろ釧。お前の忍巨兵ならば、あれを倒せるのか」
 頑なに見据える光洋を鬱陶しく思ったのか、スッと視線を外した釧は、巨腕に向かってゆっくりと歩みを進める。
「忍邪兵が忍巨兵を元に生まれたモノならば、それを破壊できない道理はない」
 手にした大振りのクナイに勾玉が煌めき、それに誘われるように海中から巨大な獅子が姿を見せる。
 紅い炎のような鬣が揺らめき、暗雲が覆う空にその巨体が美しく浮かび上がる。
「あれが奴等の首魁の力だというならば、なおのことこの場で斬り捨てる! クロスガイアッ!」
 釧の呼び掛けが、紅い獅子を人型に変える。
 額の水晶から釧が乗り込むと、釧の感覚が髪の先から足の指先まで一つに重なり合っていく。
「召忍獣ッ!」
 掲げた右手から放たれた光が空を割き、刃の翼を持った孔雀、サイハを呼び寄せる。
「真ッ獣王式忍者合体……」
 背中を彩る鋼の刃が陽光にも似た七色の光を放ち、全身から吹き上がる炎が真獣王を中心に大地を穿つ。
「ガイアッフウガァッ!」
 咆哮を上げる真獣王の姿に、さしもの光洋も言葉を失う。
 新型か、はたまた以前から持っていたのか、やはりまだあったのだ。より、強力な忍巨兵が。
 驚きよりも感動に近い感情が、光洋の内に広がっていく。
 口元が弛み、自然と笑みがこぼれていく。
「は……はは! あれか。あれが最強の忍巨兵か!」
 あっという間に見えなくなった真獣王の背中に、光洋は高揚する感情を露わにする。
「俺たちも行くぞ、忍巨兵。あの忍巨兵があれば、何人たりとも光海に近付くことはできんっ!」
 ゆっくりと海中から姿を見せる海王に感情のない瞳で見下ろされた光洋は、黙って差し出された掌に上がっていく。
 一瞬、躊躇ったように動きを止める海王に、光洋は怪訝そうに見上げると、嘲笑にも似た笑みで一蹴する。
「必要とされたければ、それなりの力を見せろ。まずは、あの化物を仕留めるぞ」
「……了解だ、軍人」
 そんな言葉を交わし合い、海王は戦場となった街を遠目に眺める。
「一途な想いとは、狂気だな」
 海王の呟きを、光洋が聞いていたかはわからない。だが、この一念は岩をも通すに違いない。
 そんな風にひとりごちると、海王は武器を構え、再び戦場に戻っていくのだった。













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